新調査研究により、クリルオイルが運動中のコリン欠乏現象に有効であることが判明

北欧ノルウェー、オスロ:アーケル・バイオマリン社では、オスロ大学病院と共同で、異なる距離のトライアスロンに参加する選手を対象とし、血中コリンおよびその代謝物レベルを指標に、ホスファチジルコリン(PC)の豊富な供給源であるクリルオイルを補給、その効果を調査しました。

ノースマン・エクストリーム・トライアスロン

コリンは、正常な筋肉機能を維持する役割を担うため、運動能力に深く関与する必須な栄養素です。体内を循環する遊離コリンの濃度は、高強度運動により低下する可能性がありますが、このコリンの潜在的にパフォーマンス低下を緩和するとされる栄養補給方法は、今なお現場で調査されています。

最近行われたノースマン・エクストリーム・トライアスロン(世界で最も過酷かつ憧れとされるレースの1つとして広く知られるトライアスロン)、およびオスロ・トライアスロンの参加選手に調査への協力を呼びかけました。結果として、持久力が求められる競技の前にクリルオイルを摂取することで、選手の体内を循環するコリンおよびその代謝物のレベルが高まることが明らかになりました。

■検証パラメーター

Frontiers in Nutrition誌に掲載された今回の調査研究では、クリルオイル由来のホスファチジルコリンをレース前に補給することにより、トライアスロン競技中の選手体内にあるコリンおよびその代謝物のレベルが上昇する可能性があるのかを検証しました。

アイアンマン・ディスタンスで知られるノースマン・エクストリーム・トライアスロン、オスロ・トライアスロンのスプリントおよびオリンピックディスタンスの参加者より、25歳~61歳までの47名のトライアスロン選手が調査に協力。内、24名の選手は、無作為にクリルオイル群に割り当てられ、競技5週間前から毎日4gのSUPERBAブースト(TM)クリルオイルを摂取。一方、プラセボ群に割り当てられた23名の選手は、毎日4gの混合植物油を摂取しました。コリンおよびその代謝物を分析するため、血液サンプルは、レース前、レース終了直後、そしてレース翌日に採取されました。

結果によると、血中コリン濃度の減少はレースの距離に依存しており、持久力を求められる競技の前にクリルオイルを摂取することで血清コリンの全体的なレベルは上昇。具体的には、血中コリンは、全レースにおいてレース前からレース終了まで平均で15%~34%程度減少しましたが、クリルオイル群ではプラセボ群と比べてコリンの濃度が著しく高い(平均で9.4%)ことが確認されました。さらに、クリルオイル群には、レース終了からレース翌日まで、血清コリンの大幅な増加も見られました。

この調査結果から、主に2つのポイントが明らかになりました。まず、クリルオイルは、運動中のコリン欠乏現象に有効であること、次に、最適なトレーニングおよびレース当日の準備のための全体的な栄養計画の一部としてクリルオイルが含まれるべきである、という点です。

アーケル・バイオマリン・アンタークティック社、Director R&Dのアンドレアス・ベルグ・シュトルスフェ(Andreas Berg Storsve)博士は、「過去10年間で、持久系イベントに参加する人の数は、世界的に増加している。」とし、「このため、クリルオイルのような栄養素と、それらがスポーツ栄養に与える影響を引き続き探索することが不可欠である。このような研究で初めて実証されたように、時間をかけたクリルオイルの補給は、あらゆる難易度でさまざまな競技形式に挑む持久系運動選手の体内で循環するコリンの全体的なレベルを上昇させる。この調査は運動初心者や一般消費者にとっても朗報であり、最終的には、身体活動をする全ての人が、クリルオイルの恩恵を受けることができる。」と話しました。

■重要なポイント

・オメガ3脂肪酸EPAおよびDHAに加え、コリンもクリルオイル中の重要な栄養素である

・アセチルコリンの前駆体であり、正常な筋肉機能を維持する役割を担うコリンは、スポーツパフォーマンスに関与している

・持久系運動選手は、幅広い競技(およびトレーニング)形式において著しいコリン欠乏現象を経験。より長い距離になると、循環系遊離コリンの減少は顕著になり、最終的に運動選手のパフォーマンスを制限する可能性がある

・長い期間にわたるクリルオイルの補給は、持久系運動選手の循環系コリンの全体的なレベルを上昇させる

・本調査研究は実際のトレーニングおよび競技環境下で実施されたため、実際の行動および実環境においても同様の結果が見られる可能性がある

・これらの研究結果は、トライアスロンの選手が最適な年間トレーニングおよびレース日の栄養戦略を立てるための実用的なガイドとしても利用が可能

この調査は、以下にて公開されています

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnut.2020.00133/full

■より詳しい情報は

11月11日(水)アーケル・バイオマリン社によるカンファレンスをオンラインにて開催。クリルオイルの最新動向および最近の調査の詳細について発表します。なお、このカンファレンスは、日本語と英語の両言語で行われます(日本語字幕付き)。詳細については、当社ウェブサイトにてご確認ください。

https://www.superbakrill.com/ja/superba-krill-oil-conference-2020

■アーケル・バイオマリン社

ノルウェーに本社を置くアーケル・バイオマリン社は、バイオテクノロジー分野のイノベーターであり、ナンキョクオキアミの漁獲業者として、人々と地球の健康改善に努めています。日本では南極オキアミとして知られるクリル。アーケル・バイオマリン社では、それを資源とする栄養補助食品、水産養殖関連製品および動物の飼料の生産販売を展開。同社の徹底管理されたバリューチェーンは、きれいな南極の水域で行われる持続可能なクリル漁獲から、モンテビデオの物流ハブ、ヒューストンの工場を経由し、世界各国のお客様まで広がります。

アーケル・バイオマリン社は、1841年設立より産業のパイオニアの地位を保つアーケル社に全額出資されています。